岩手の短角牛でお世話になっているお肉屋さんと連絡がつき、
「短角牛のフェア」を継続できる目処がつきました。
被災地である岩手の支援の意味も込め、お得なこのメニューをお薦めしたいと
思っています。
お肉もお薦めですが、予定していた新メニューをスタートしています。
まずは「季節の貝類と白アスパラガスのヴァプール 香菜と共に」が
好評です。
香川産の白アスパラガスと、「白貝」、「マテ貝」、「アサリ」と共に
白ワイン蒸しにしました。
お苦手な方も多いですが「香菜」(シャンツァイ/パクチー/コリアンダー)を
たっぷりと乗せた春らしい一皿。
少しエスニックテイストな春の貝の旨味を吸った白アスパラガスは最高に美味しいです。
恐れていた事ですが、被災地近辺からの野菜、原乳から基準値を超える放射能が
検知されたとの報道がありました。
毎日相当の量を摂取しない限り健康に影響を及ぼさないとの事ですが、
「基準値を超えた」(正確には暫定の規制値)との事で、早速スーパーから
撤去の動きとの事が報じられました。
これらの事が「風評被害」なのかはまだ言い切れない事ですが、
生産者の方々にとっては被災に加え、涙が出る問題だと思います。
また撤去された品物は廃棄処分だと思いますが、被災地は以前食料不足でありながら
皮肉な話でもあります。
原発問題が元凶ではありますが、関係者の方々の命を掛けた努力によって
報道を見る限り日々収束に向かっている実感はあります。
しかしながら今回のほうれん草と原乳に始まり、他の農作物、水産物も影響を
受ける事が予想されます。
我々も今回の様な報道があれば、店ではお薦めできなくなるのが辛い現状であります。
vinobleでは一切使用していませんが記憶に新しい問題になった輸入野菜や
農薬まみれの野菜、抗生物質だらけの養殖モノなど世間には怖い素材が
まだまだあります。
自分自身野菜を作っている見地からは、交通量の多い道路沿いで作られる野菜を見て
「大丈夫なのか?」とよく思います。
これらの素材もそれぞれの「基準値」をクリアしたモノではあるのだと思いますが、
その基準は疑問です。
「基準値」あっての安全管理だと思いますが、個人的にはあまりナーバスに
なりたくない問題であります。
健康に害が無いのであればいきなりの「出荷停止」や「スーパーからの引き上げ」は
極端な様な気がしますし、今後の消費者への影響もさらに大きくなりそうです。
これを機に被災地の健全なモノまで買い控えなどに波及しない事を
切に願います。
情報が溢れ「買い占め」に始まる極端な動きを誘発している感があります。
原発問題と風評被害問題の一刻も早い収束を祈ります。
心配していた岩手・短角牛でお世話になっているお肉屋さんと連絡がつきました。
無事で何よりです。
幸い会社、スタッフの皆様、商品にも大きな被害は無く、
流通の問題が改善されれば出荷可能との事でした。
ここで例の「短角牛フェア再開!」などとメールをお送りすれば、
「こんな時に・・・」てなってしまうかと思い、色々と考えてしまいます。
店のスタッフとも話し合ったのですが、今は流通問題で困難かとも
思いますが、事態が落ち着き次第積極的に被災地の素材を使って復興の
お手伝いになればと。
ただ先日ブログにも書いた広田湾の牡蠣などをはじめとした海産物は
当面壊滅的だと思うのですが、可能な限り被災地の美味しい物を
探して皆様にご紹介したいと思っています。
上に書いた様に被災地の経済も動かない事には復興にも何もならない。
我々もレストランを生業としているのでお客様に来ていただかないと
継続ができない。
週が明けた月曜日からキャンセルの多い中、ご常連のお客様にご来店を
いただいておりますが、上記をご理解いただいた上でのご来店であったと
心から感謝を致します。
神戸市民も復興へのパワー全開でこの16年間を突き進んできました。
毎年の様に次の開催が危ぶまれる「神戸ルミナリエ」も年末の神戸には
なくてはならない物となっています。
東日本は続く余震に予断を許さない状況ですが、
もうすでに「復興」は始まっていると思っています。
恐れていたとおり今朝の報道を見て驚愕しました。
もはや溜め息しか出ない惨状に、ただただ落胆をするばかりです。
我々vinobleはオープン以来「国産素材」に拘り、伊・仏の料理テクニックにより
どこまで出来るかをテーマに料理をご提案してきました。
伺った事は無い所も多いのですが、被災地近辺からの食材に惚れ込み、その美味しさを
伝えようとあの忌まわしい地震が起こる直前までは・・・
まさにピンポイントである「広田湾の牡蠣」はオープン以来ファンのお客様も多く、
冬のvinobleには無くてはならない素材であり、先月まではフェアを行っておりましたが、
報道で見る陸前高田の惨状に頭を抱えてしまいました。
また現在フェアを行っている「岩手の短角牛」についてはご迷惑かと思いながらも
安否が気になり、岩手のお取り引き先に電話をしても当然の事ながら
全く繋がる状態ではありませんでした。
また今月の前菜イチオシでご用意している「宮城産和牛ミスジのカルパッチョ」、
「常磐白魚のタリオリーニ」も春の定番でもあり、「釜石のキャヴィア」も
クリスマスに多くのお客様に楽しんでいただきました。
このブログで紹介した被災地からの素材は数知れません。
今後の食材供給の可否などもはやどうでも良い問題ですが、これらの素晴らしい素材の
供給に関わっていただいた方々の安否を考えると言葉がありません。
本日(3/12)2店舗のスタッフと”今後我々に協力できる事は無いか”を話し合いましたが
週明けまでの宿題としました。
私も神戸での震災の時には義援金含め、多くの顔も知らない方々からのご支援を
いただきました。
本日は微力ながら節電の協力と臨時休業しましたが、帰路中の街中のいつもと
変わらぬ明るさに少し残念な気がしました。
今こそ何かしら協力、恩返しできる事は無いか模索中であります。
尊敬する神戸での高校の先輩のツイートをリツイートをしながら本文を...
まずは今回の震災に被災された方々に深くお見舞い申し上げます。
今もまだ徒歩や大渋滞の中、ご家族を心配しながら帰宅中の方も多数おられ
心中お察し申し上げます。
私は連日の確定申告に伴う寝不足(サボり過ぎ)と、昨日はお客様の忘れ物があり、
お届けの為に帰宅が朝になった事もあって、まだ寝ておりました。
突然の大きな横揺れに目が覚めた後には自宅の立っている物は(家具等)
全てと言っていいほど倒れ、妻の悲鳴とその音に現実に戻りながら、
阪神大震災の記憶が蘇りました。
vinobleをご愛顧いただいている皆様は私が神戸出身な事をご存知な方も多いのですが、
最近の連発していた地震にもわずかながらPTSDを感じておりました。
あの六甲山の上から見た神戸の街の壮絶な光景とキナ臭い匂いを思い出すのです。
実際あの震災が無ければ私は今東京に居ないと思います。
私自身少しあの時を忘れがちな事もあり、NZの地震も記憶に新しいのに
自宅の地震対策を怠り、家具の倒れ止め(?)などの対策も出来ておらず
江東区の自宅は足の踏み場が無い程の状態になった部屋もありました。
幸いな事に店の被害は少なく、ワイン1本の破損(何故か高級ワイン?)で
済みましたがテレビで見る東北地方の被害に心痛むばかりです。
何か出来る事は無いのかと模索するのですが、今現在思いつかないのが現状であり、
明朝のテレビで東北の被害状況を知るのが怖い心情です。
本当の意味での復興は神戸もまだまだですが、震災後の神戸市民の団結力は
凄い物がありました。
一日も早い復興をお祈りしつつ出来る事があれば尽力したいと思います。
皆様くれぐれも余震には気を付けて週末をお過ごし下さい。
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